今回の記事は当店取扱商品からお酒についての記事になります
かなり基礎的なことを書いたものになりますので
元々詳しい方は粗を探すくらいの気持ちでお読みください

その上で間違い等ございましたら後学の為にもぜひご指摘いただけると助かります

 

お酒の種類について

お酒は「醸造酒」、「蒸留酒」、「混成酒」の三つに大別されます

醸造酒」
発酵させた原酒にアルコールや糖類を添加し製品にしたもの
日本酒やワイン、ビールなどが含まれます
蒸留酒
原酒を蒸留しアルコール度数を高めたもの
ウイスキーやブランデー、焼酎などが該当します
「混成酒」
原酒に果実や薬草などの成分を混ぜて作られたもの
コアントロやアマレットに代表される各種リキュール類の他、
よく親しまれているものとしては梅酒があります

 

さて、ここで買取店のスタッフブログらしく値段の話をしましょう


最も相場が高いお酒はどれだと思いますか?


少し調べると出てきますが、高いのはワイン、そしてウイスキーです。
他にも高級酒はありますが、高価な時計や宝石に匹敵するものとなればまずこの二種類です。

ではなぜウイスキーとワインが高値になるのか?

 

まずは、「原材料の品質と値段」
高値がついているウイスキーは「シングルモルトウイスキー」と呼ばれるもので、
原材料は大麦と水のみです。そして大麦というのは穀物としては高額な部類に入ります。また、熟成に使われる樽も素材や使用回数などその拘りは細部にわたります。
次にワインですが、こちらの原材料であるブドウは育成に適した低温・少湿の環境の畑でワイン製造のためだけに改良された品種を職人が種から丁寧に作り上げ、収穫も手作業で行われます。
そして、高価なワインの熟成には新しい樽(新樽)のみが用いられ熟成のたびに新しいものが用意されます。

 

次に「製造にかかる年数」
ウイスキーは蒸留の後、樽に詰めて寝かせる工程を挟むのですが(熟成)
その年月によって味が大きく変化します。
ラベルなどによく表記されている数字は熟成年数を示し、10とかかれていれば、その原酒は十年間の熟成を経ていることを表しています。
余談ですが、イギリスの酒造法では最低でも三年の熟成期間が定められています。
ワインの場合も、所謂若摘みのもので二年、
長期熟成のものでは五年以上の熟成期間が設けられています。
そしてこの間、湿度や空調の管理を欠かさないことで高級酒は造られるのです。

 

そして「上記二つに由来する希少性」
これは当然の帰結になりますが、原材料を選りすぐり製法や工程を吟味し年単位で職人の手間がかけられたものなので総量は決して多くありません。
流通量が少なければ、自然とそれに見合った価格になります。

 

掻い摘んでお届けしましたが、「ワインとウイスキーが高い理由」
いかがでしたか?

このようにお酒とは「職人が丹精込めて作った至高にして嗜好の芸術品」なのです。
故に、芸術品に高値が付くのは何も不思議なことはありません。

皆様のお宅で眠ってるお酒がございましたら是非一度当店までお持ちください。

 

 

 

とまあ、本来ならば~お持ちください。で終わっておくべきなのでしょうが、酒飲みの端くれとして正直に申しますと芸術品との出会いは縁のものです。そのお酒と巡り合ったのも何かの縁ですので可能な限りご自身でお飲みになっていただきたいです。